8月1~4日開催の第46回日本神経科学大会に参加し、ポスター発表を行いましたのでその報告をさせていただきます。
今回は「英語」に関して自分の殻を破った学会になりました。前回参加した生理学会とは違って今回の神経科学大会では発表言語もポスター内の文章も全て英語指定でした。私は英語での発表が初めてでとてもとても心配でした。事前に聞いた限りでは日本人同士であれば日本語で話しているとのことだったのできっと大丈夫だと(無理やり)自分を思い込ませていました。当日、情報通り日本語が飛び交っており一安心したのですが、割と会場に外国の研究者の方がいらっしゃって結局発表時間中に計2回英語で説明する機会がやってきました。散々で不甲斐ない英語を披露することになりましたが、内容は無事伝わったようでした。周りの日本の方がうんうんとうなずきながら聞いてくださっていたことに勇気づけられて何とか話しきることができました。本当に救いでした。たかが言語のせいで、研究室内で留学生とのコミュニケーションに尻込みしたり、留学に壁を感じたりして活動が制限されるのは勿体ないとの鬱屈した思いを最近抱えていました。えいや!とやってみれば拙い英語でもなんとか意思疎通がとれたという今回の経験は何かそこに風穴を開けてくれたように感じます。結局は度胸と慣れなのかなと思いはしますが、とはいえこのままのレベルでは聞いてくださる方に不必要な時間を取らせてしまいますしまともな議論ができず大変申し訳ないのでちゃんと英語を使えるようになろうと心に誓いました。
また、今回ジュニア研究者ポスター賞を受賞することができました。このような良い評価をしていただけて光栄です。常日頃熱心に指導してくださる分子細胞学の皆様、学会参加を手厚くサポートしてくださる学生研究会の皆様に心より感謝申し上げます。
2回目の学会参加ということで大分落ち着いた気持ちで臨むことができ、他の講演や発表を楽しむ余裕がありました。綺麗で無理のないストーリーの研究がたくさんあって、このように自分の研究を語ってみたいと憧れました。より説得力のある話ができるように今後も頑張っていきたいと思います。
学会発表にあたり、中京長寿医療研究推進財団様にご支援いただきましたことをここに深く感謝いたします。ありがとうございました。