お知らせ

5年野村怜史さんの学会発表報告

ISMB/ECCB 2023 に参加して

名古屋大学医学部医学科5年  
システム生物学所属
野村 怜史

この度、2023年7月23日から27日にかけてフランス・リヨンで開催された、ISMB/ECCB2023(The 31st Annual Intelligent Systems For Molecular Biology and the 22nd Annual European Conference on Computational Biology) に参加させていただきました。私にとって初めての国際学会参加・ポスター発表であり、渡航準備から発表に至るまで至らぬ点が多々ありましたが、研究室の皆様・学生研究会の先生方のご支援のもと、無事終えることができました。
 自身のポスター発表のセッションでは多くのオーディエンスに恵まれ、有意義なディスカッションの機会を持つことができました。特に、遺伝子制御ネットワーク推定の方法論の開発を第一線で行っているラボの方々と知り合う機会を持つことができ、研究のさらなる発展のための多くの貴重な意見を頂くことができました。ワイン片手にざっくばらんにトークをする文化には一見面食らいましたが、お酒の力も借り、有意義な時間を過ごせたように思います。
 また、口頭発表のセッションでは、一流の研究者の最先端の話題を数多く聞くことができました。特に印象に残っているのは初日のキーノートスピーカーによる講演です。研究の紹介のみならず、バイオインフォマティクス研究においてどのような点を意識して研究を行っているかなど(論文では明示的に述べられていないが)重要な考え方を直接拝聴でき、自身の研究姿勢にも強い刺激を受けました。また、日本にとどまらず海外へと飛び出して研究を行うことの重要性を改めて体感しました。
 今回の学会参加では、非常に多くの学びを得ることができました。今回の経験を励みとし、より一層研究活動に精進していく所存です。最後になりますが、お世話になっておりますシステム生物学のスタッフの皆様、そして学生研究会の先生方に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。大変貴重な機会をご提供くださり、ありがとうございました。

ポスター発表会場にて
シャルル・ド・ゴール空港にて