今回、私は2024年5月10日−12日に岩手県盛岡市で開催された、第73回日本口腔衛生学会学術大会に参加してきました。学会ではシンポジストとして、「リアルワールドデータを用いた医療政策研究」という題にて発表する機会をいただきました。MD-PhDコースを利用して博士課程に在籍していた際に取り組ませていただいた、リアルワールドデータ、特に診療報酬請求データを用いて保健政策の効果評価を行なった研究の成果を中心に、これまでの研究成果を一連の研究として報告するとともに、今後の展望について述べさせていただきました。発表後は実際に地域保健に携わっていらっしゃる先生方や学術機関で研究をされている先生からから、多くのフィードバックをいただくことができました。また、会期中には昨年度まで特別研究学生としてお世話になっていた、東北大学大学院歯学研究科国際歯科保健学分野の先生方にもお会いし、今後の研究の方向性について話し合うことができました。学会には他大学の学部生の方も参加されていたことや、会場の至る所で先生方が活発に議論されているご様子から、大変刺激を受けることができました。この経験を糧に、今後も研究活動に励んでいきたいと思います。
末筆とはなりますが、日頃の研究活動においてご指導をいただいております先生方、そして旅費のご支援をいただいた名古屋大学医学部学生研究会(基礎医学研究者育成プロジェクト)に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。