2024年5月11日〜12日に帝京大学板橋キャンパスで開催された、第60回日本循環器病予防学会学術集会に参加しました。若手研究者を対象としたYoung Investigator’s Award (YIA) セッションにて「日本人中年男性における収縮期血圧変動とうつ状態発症との関連」というタイトルで口頭発表し、YIA優秀賞を受賞しました。
今回の学会では、昨年の研究室配属時から取り組んでいた研究テーマについて、初めて発表する機会をいただきました。私は現在、当研究室が実施拠点の一つとなっている愛知職域コホート研究のデータを使用し、健診毎の血圧変動とうつ状態の発症リスクについて解析を行なっています。その成果を報告し、セッションに参加された先生方から新しい視点や貴重なフィードバックをいただけたことを嬉しく思いました。
他にも会期を通して複数のセッションに参加し、今後に向けて多くの知識やアイディアを得ることができました。また夜の懇親会では、学会に参加されていた研究者の先生方から進行中の研究や医学部卒業後の進路に関してお話を伺い、たいへん刺激を受けました。
今回の学会参加を通して、研究は小さな一歩の積み重ねであることを再認識しました。自分自身の研究成果についてこのような場で発表できた経験は、間違いなくその一歩であると感じています。この経験を自信に変え、今後も研究活動に励んでいく所存です。
八谷教授をはじめ、国際保健医療学・公衆衛生学教室の皆様には、研究活動において日頃から多くのご指導・ご支援をいただいております。この場をお借りして、心よりお礼を申し上げます。最後になりますが、学会参加にあたり旅費のご支援をいただいた名古屋大学医学部学生研究会の皆様に深く感謝申し上げます。