この度、2024年5月24日〜25日に山形県山形市のやまぎん県民ホールにて開催された、日本計算機統計学会第38回大会に参加いたしました。24日の学生研究発表セッションにて「細胞微小環境と臨床情報を統合するための深層生成モデル」というタイトルで口頭発表を行い、大変光栄なことに学生研究発表賞を受賞することができました。
本学会は、統計学および計算機システムの研究、開発、応用に携わる様々な分野の専門家や学生が一堂に会し、活発な議論や情報交換が行われる貴重な機会です。普段医学部に所属している私にとって、他分野の研究者や実務家の方々、他学部の学生と交流することは大変刺激的であり、新たな視点やアイデアを得ることができました。
今回の発表では、医学・生物学とは異なるバックグラウンドを持つ聴衆の方々に、研究内容をわかりやすく伝えることを心がけました。生物学的な背景や意義を簡潔に説明しつつ、提案モデルの数理的な特徴や優位性について丁寧に解説することで、多様な分野の方々からご質問やご意見をいただくことができました。これらの貴重なフィードバックは、今後の研究を進める上で大いに参考になるものでした。
最後になりましたが、今回の発表における受賞は、ひとえにシステム生物学の先生方による手厚いご指導と、旅費のご支援をいただいた学生研究会の皆様のご協力の賜物であると感じております。この場をお借りして、改めて深く感謝申し上げます。
本大会での経験を糧に、今後もさらに研究に精進し、医学と情報科学の融合による新たな知見の創出に尽力していく所存です。引き続きご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。