2024年6月7日から9日にかけて浜松で開催された第15回プライマリケア連合学会学術大会に参加させていただきました。
本総会のテーマは、『誰一人取り残さない持続可能なプライマリ・ヘルス・ケアに向けて』です。2015年に国連で採択されたSDGsのコンセプトをもとに、持続可能なプライマリヘルスケアの在り方を議論し、未来の医療と引き継ぐことを目指して、大会実行委員会の中にプラネタリーヘルスチームが結成され、様々な企画が行われていました。中でも印象的だったことは、マイボトルの持参とウォーターサーバーの設置です。会場にウォーターサーバーが設置され、無料で給水ができるという企画です。「2日間で300人持参すると、CO2を500mLペットボトル60000本分の削減」の表示は、自分の行動1つでこんなに大きな変化を引き起こすことができると実感でき、プラネタリーヘルスなどの環境課題の普及に効果的だと感じました。
私は学生セッションで、『新しい健康概念Positive Healthを日本人はどう捉えるのか』というタイトルで口頭発表をさせていただきました。一学生の発表ではありましたが、様々な方に興味を持っていただき、また、貴重なご意見、質問を頂きました。また、同じ学生セッションで発表した他の学生の熱意や行動力にも刺激を受けました。同世代が頑張っている姿を目の当たりにして、自分ももっと頑張ろうと思うきっかけとなりました。
最後になりますが、基礎医学セミナーからお世話になっている宮崎先生、高橋先生、末松先生、学生研究会の安部さんにお礼を申し上げます。ありがとうございました。