2024年7月24日から7月27日に、福岡で開催された、NEURO2024(日本神経科学大会、日本神経化学会大会、日本生物学的精神医学会年会、アジアオセアニア神経科学連合コングレスの合同大会)に参加し、ポスター発表を行いました。4つの学会の合同大会ということもあり、多種多様な分野の研究が集まり、演題数も多く、国際色豊かな大会でした。
わたしにとっては初めての学会での発表で、自分のポスターを見に来てくれる人がいるのだろうか、うまく説明できるかと心配でしたが、たくさんの方が足を止めて説明を聞いてくださったり、質問を投げてくださったりして、非常に充実した時間となりました。わたしは「胎生早期におけるミクログリアの定着プロセス」について発表しました。自分がまとめた画像やイラストに対し、きれいだねと褒めていただいたり、内容に対して面白いねと言ってくださったりしたことはとても嬉しく感じるとともに、自分が思いもよらなかった鋭い質問や、まだ調べられていないことについて聞かれることも多く、やらなければならないことがたくさんあるなと感じました。そして、議論をしてたくさんのアドバイスをいただくこともでき、新しい視点が増えました。
また、他の方のポスターを見ながら議論をしていると、他の研究者の皆さんの知識量、視点の鋭さ、論理的思考に圧倒されました。膨大なデータを解析して考察に導いたり、細かい部分まで調べて誰もが納得できるような結果を示したり、奇想天外な面白い発想があったりと、研究者の姿を肌で感じることができました。
そして、口頭発表は英語で行われたのですが、英語で研究内容を把握するのがなかなか難しく、自分の英語力の無さをひしひしと感じました。質問したいことが合っても、英語でとなると難しく勇気が出なかったので、次は英語力を高めてリベンジしたいです。
学会の日の夜には博多観光をしました。博多名物のもつ鍋を食べたり、中州の屋台で博多ラーメンを食べつつ雰囲気を楽しむ事ができたりと、非常に充実していました。他大学の研究者の方々とご飯に行く機会も作っていただき、とても刺激的でした。
今後も研究を続け、学会で新しい内容を発表できるように取り組んでいきたいです。
最後になりましたが、3年の基礎医学セミナーからご指導をいただきサポートしていただいている名古屋大学大学院医学系研究科細胞生物学分野の服部祐季先生をはじめとする皆様、また様々なご支援をいただきました学生研究会の皆様に深く感謝いたします。