2024年8月9日・10日に帝京大学板橋キャンパスで開催された第56回日本医学教育学会大会に参加してまいりました。今回の学会では「名古屋大学医学生の卒前卒後における研究業績の実態と入学区分別の検討」という演題で、Student Award優秀発表賞セッションで口頭発表をさせていただきました。この研究に私は基礎医学セミナーをきっかけに着手しましたが、研究は2人の先輩から引き継いだものです。多くの先生方と先輩方の思い入れのある研究で、そこにさらに新しくデータや解析などを加え発展させることができたことを嬉しく思っています。
学会当日の発表は緊張しましたが、予演会や岡崎先生とミーティングを重ねた成果、先輩方からの激励もあって、無事に発表を終えることができました。質疑応答では複数の先生方から貴重なご意見をいただきましたので、研究の進展につなげていく所存です。さらに、閉会式では最優秀賞をいただき授賞式で表彰していただけたことを大変嬉しく感じました。
発表以外では、岡崎先生のワークショップに参加し、即興演劇(インプロ)に触れました。インプロによってコミュニケーションについて見つめ直す機会ができ、またインプロを初めて体験し興味深かったです。他の企画にもいくつか参加し医学教育の領域は思った以上に広いと感じるとともに、医学教育の研究に熱意を注ぐ先生方とお話できたことで自分も研究を楽しみながら将来それを仕事にできるのではないかと感じて期待が膨らみました。
今回学会発表までの過程には骨の折れる作業も多々ありましたが、データを揃えて解析を実行し意外な結果が得られたときの達成感は非常に魅力的でした。次の目標は論文執筆であり、気を引き締めて努力を重ねてまいります。
最後に、日頃から手厚くご指導していただきこのような機会をくださった岡崎先生をはじめとする先生方、研究や学会に関わってくださった皆様、そしてさまざまなご協力をいただきました学生研究会の皆様に厚く御礼申し上げます。また今回の学会発表に際して、中京長寿医療研究推進財団様にご支援いただきましたことを深く感謝申し上げます。