今回、私は2024年11月2日−3日に東京都早稲田大学国際会議場で開催された、日本臨床疫学会第7回年次学術大会に参加してきました。学会では口演として、「青年期の聴力低下と認知症との関連:スウェーデンのレジスターデータを用いた兄弟間比較研究」という題にて発表する機会をいただきました。
本学会では、スウェーデンの全住民を対象とした30年以上にわたる追跡研究の結果をご報告いたしました。発表後は鋭いご指摘を多数いただき、今後取り組むべき新たな課題を明らかにすることができました。学会会場では至る所でリアルワールドデータを用いた研究の運用方法と、実際の研究結果に基づいた議論が行われており、データの効果的な分析方法について学ぶことできました。また、学会には日頃研究活動でお世話になっている先生方も多数ご参加されており、近況のご報告をすることができ、今後の研究計画について話し合うこともできました。第一線でご活躍されている先生方のご発表をうかがうことで、大変刺激を受けたとともに、研究への意欲が一層高まりました。この経験を糧に、今後も研究活動に励んでいきたいと思います。
末筆とはなりますが、日頃の研究活動においてご指導をいただいております先生方、そして旅費のご支援をいただいた名古屋大学医学部学生研究会に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。