お知らせ

3年小林芽生さんの学会発表報告

第52回 日本集中治療医学会学術集会 報告書

名古屋大学医学部医学科3年
救急・集中治療医学所属
小林 芽生

2025年3月14日〜16日に福岡国際会議場で開催された第52回日本集中治療医学会学術集会に参加し、「心原性ショックにおけるV-A ECMO離脱後の発熱・全身性炎症反応の実態と循環動態への関与」というタイトルで口頭発表しました。

私は現在、名大病院救急科のリサーチインターンの一環として、当院が実施拠点の一つとなっている多施設臨床研究の実務と解析に関わっています。そのパイロット研究として、昨年よりデータ収集と解析を行なっていた名大病院における単施設の解析結果について、今回の学会で報告しました。セッションに参加されていた先生方からは、大規模化にあたって新たに考慮すべき因子や、結果を診療に応用する上での懸念など、臨床の視点から重要なご意見をいただきました。考察を深める有意義な機会になったと感じています。
また、今回は私にとって臨床医学系の学会に参加する初めての機会でした。まだ臨床医学についての知識が少ないながらも、さまざまなセミナーに参加してみると、いまだエビデンスの十分でないclinical practiceが予想以上に多いことに気づきました。加えて、私自身の発表内容に対していただいたアドバイスの多くが実践を想定した具体的なものであったことからも、私たちの取り組んでいる研究が実際にclinical practiceを変え得るのだ、という強烈な実感を抱くことができました。この感覚は今後の研究活動において大きなモチベーションになると思います。
救急科の春日井先生には、リサーチインターン開始時より、研究計画作成から統計解析、論文執筆まで幅広くご指導をいただいております。この場をお借りして、心より日頃のお礼を申し上げます。最後になりますが、今回の発表に関してご指導・ご支援をいただいた名大病院救急科の皆様、学会参加にあたり旅費のご支援をいただいた名古屋大学医学部学生研究会の皆様に深く感謝申し上げます。