お知らせ

2019年12月3日から6日に博多で分子生物学会が開催されました。私はそこで、3年後期の基礎医学セミナーから継続している研究結果を発表してきましたのでその様子をご報告いたします。
　僕の研究は細胞に存在する膜貫通型タンパク質Notch１のEGFと呼ばれる部分が糖鎖で修飾されることについてです。今回は細胞別の糖鎖修飾の比較をまとめてポスターで発表しました。発表形式は2時間程度で、自分のポスターの前に待機して訪問してきた方に研究の説明や質疑応答を行ったりします。途中、ディスカッサーの先生方が順番に回ってきて、研究内容についてアドバイスを下さったりしてくれます。基礎研究セミナーのポスター発表と似た形式ではありますが、ポスターを読みにくるのは同じ分野を研究している方々が多いので、より専門的な質問や助言を頂けるので、非常に勉強になりました。学会は４日間開催されていたので、自分のポスター発表時間以外は、様々な議題で行われているシンポジウムを拝聴したり、昼は企業主催のランチョンセミナーに参加する等、大変有意義な時間を過ごすことができました。学会終了後はもつ鍋を食べたり、福岡を観光しました。初めての学外での、そして大規模な学会での発表は不安もありましたが、貴重な体験をさせていただきました。
　学会への参加は、学生は参加費用や交通費も援助してもらえるため、基礎配属セミナーで研究した内容を外部に発表できる良い機会だと思います。興味がある方は是非学生研究会を訪ねてみることをお勧めします。
　最後になりますが、研究室の岡島教授、小川先生をはじめ分子細胞化学所属の皆様、そして旅費のご支援をしてくださった学生研究会に厚く御礼申し上げます。