私は、2025年5月24日、25日に、佐賀大学医学部臨床講堂で開催された第61回日本循環器病予防学会に参加しました。
学会で私は「睡眠休養感のなさと5年後の抑うつ症状発症の関連―愛知職域コホート研究―」というタイトルで口頭発表を行いました。睡眠によって得られる主観的な休養感である睡眠休養感の有無と抑うつ症状の間の関連を、労働時間やクロノタイプのような交絡因子を調整して、縦断的に調べることを目的としました。発表の際には他大学の先生方から貴重なご質問、ご意見をいただき、自分の研究についてより深く考える機会となりました。一方でいただいた質問には上手く答えることができず、自分自身の研究への理解の浅さを痛感させられる結果にもなりました。また、今回が私にとって初めての学会発表だったため、大変緊張して発表だけで精一杯だったので、今後は相手に上手く発表を伝える技術も身につけたいと感じました。
参加した他のセッションでは、循環器病の予防に関して、様々な立場の先生方が公衆衛生学的視点、臨床的視点から発表をされており、多くの刺激を受けることができました。また、多くの発表を拝見する中で、自分の研究の参考にできそうな話を多く聞くことができたため、更に精進したいと思いました。
最後に、熱心に研究の指導をしていただいた国際保健医療学・公衆衛生学の先生方および、学会参加に際してサポートしてくださった学生研究会の皆様には、感謝申し上げます。また、今回の学会発表に際して、中京長寿医療研究推進財団様にご支援いただきましたことを深く感謝申し上げます。