お知らせ

5年小出菜月さんの学会発表報告

2025年度若手支援技術講習会に参加して

名古屋大学医学部医学科5年
腫瘍生物学所属
小出 菜月

 私は、2025年9月3日から5日に長野県蓼科で開催された2025年度若手支援技術講習会(主催:文部科学省 学術変革領域研究 学術研究支援基盤形成 先端モデル動物支援プラットフォーム)に参加し、ポスター発表を行いました。
 本講習会は、蓼科のホテルに2泊3日で若手研究者が集まり、Oral / Poster session、テクニカルセミナー、著名な研究者による講演など、多彩なプログラムが組まれています。コロナ禍の間は例外的に名古屋での開催でしたが、今年は宿泊付きの蓼科開催が復活するとのことで、参加できるのを楽しみにしていました。3日間、朝から夜遅くまで多くの方々と議論を重ね、非常に充実した時間を過ごすことができました。
 この会の大きな特徴は、何と言っても活発な質疑応答です。どの発表者に対しても、定められた時間では収まらないほど多くの質問が寄せられます。昨年初めて参加した際、その光景に圧倒されつつも、研究初心者だからと尻込みしていた自分の背中を強く押していただきました。今年は「質の高い質問をすること」を意識し、数自体は少なかったものの、本当に聞きたいことを複数質問することができました。学部生であっても臆せず発言できる雰囲気があり、とても楽しかったです。
 ポスター発表は21時からで1日の疲れが出る時間帯ではありましたが、事前にプログラムを見て関心を寄せてくださっていた方々を含め、若手から教授まで幅広い方々にお越しいただきました。これまでの経験の中で最も、時間を忘れるほど夢中になって発表できたと感じています。質問にも自信を持って対応でき、場数を踏むことの大切さを実感しました。
 会の最後には、参加者同士の投票でベストプレゼンター賞(Oral / Poster)とベストディスカッサー賞がそれぞれ3名ずつ選出されます。ありがたいことに、私はベストディスカッサー賞に選んでいただきました。この3日間の貴重な経験を糧に、今後もより一層研究に励んでまいります。
 最後に、日々ご指導くださる腫瘍生物学の先生方、スタッフの皆様、学生メンバー、そして学生研究会の皆様に、心より感謝申し上げます。

ホテルの大宴会場で、落ち着いた雰囲気の中発表が行われました。
ベストディスカッサー賞を頂きました!
帰りに立ち寄った諏訪湖。広大な自然に元気をもらいました。