お知らせ

4年萩原くるみさんの学会発表報告

第57回日本医学教育学会大会に参加して

名古屋大学医学部医学科4年
地域医療教育学講座所属
萩原 くるみ

 この度、2025年7月25日から7月27日の3日間、あきた芸術劇場ミルハス、秋田市文化創造館にて行われました第57回日本医学教育学会大会に参加させていただきました。
 大会初日に、「地域枠医師・学生の不安と支援に関する全国調査のテキストマイニング」という題で口頭発表を行いました。学会での発表は初めての経験で、大変緊張しましたが、多くの先生方に発表を聞いていただき、活発なご質問やご助言を賜りました。
自身の発表時間以外は、様々なテーマの発表を聴講しました。特に私の研究テーマと近い「地域医療」や「地域枠」に関する発表では、全国各地で多角的な研究が進められていることに大きな刺激を受けました。そして、多くの発表者が、研究内容を聴衆に分かりやすく伝えるための資料作成や口頭での説明に工夫を凝らされていることにも感銘を受けました。今回の学会参加は、研究内容だけでなく、効果的なプレゼンテーション技法についても多くのことを学ばせていただく貴重な機会となりました。
 また、以前授業でお世話になった名古屋大学の宮地先生、梅村先生のご発表を拝聴したり、共催セミナーでは、大会テーマにも関連するデジタル教育を体験したりしました。VRで手術練習ができる機械やAI模擬患者による医療面接練習などは大変興味深く、未来の医学教育の可能性を実感することができました。
 本学会への参加は、医学教育研究の広さと奥深さ、そして面白さを改めて実感する貴重な機会となりました。また、学会期間中に開催されていた竿燈まつりの練習会を拝見するなど、秋田市の文化にも触れることができ、心身ともに充実した3日間を過ごすことができました。最後に、今回の学会参加にあたり、日頃よりご指導とご支援を賜りました末松先生をはじめとする地域医療教育学の先生方、ならびに学生研究会の皆様に心より御礼申し上げます。