私は2025年10月29、30、31日に静岡県のグランシップ(静岡県コンベンションアーツセンター)で開催された第84回日本公衆衛生学会学術総会に参加しました。学会では、「日本人勤労者における高尿酸血症と心血管疾患およびその構成疾患との関連」というタイトルで口頭発表をさせていただきました。
私は日本人中年勤労者における高尿酸血症の臨床基準に基づく血清尿酸値と心血管疾患およびその構成疾患との関連の時代による変化を評価することを目的として、前向きコホート研究のデータを解析した研究を発表しました。会場の先生方から非常に興味深い意見、質問をいただき、今後につながるよい経験ができたと感じています。
参加したセッションでは行政の取り組みや新たに開発されたツールの紹介等の実務的な視点に根ざした発表が多くあり、研究の設計において自身の研究の意義についてより深く考える必要があることを学びました。また、多くの発表に内容が伝わりやすい発表になるような工夫があり、資料の作成法、口頭での発表法についても多くのことを学ばせていただきました。
最後に、熱心に研究を指導してくださり、本学会での発表の機会を与えてくださった国際保健医療学・公衆衛生学の先生方、そしてこの旅路の支援をしてくださった名古屋大学医学部学生研究会の皆様に深く感謝申し上げます。