お知らせ

5年植田智陽さんの学会発表報告

第72回日本ウイルス学会学術集会に参加して

名古屋大学医学部医学科5年
ウイルス学所属
植田 智陽

 2025年10月28日から30日にかけて浜松で開催された第72回日本ウイルス学会学術集会に参加させていただきました。私はポスターセッションにて、「EBVの溶解感染における核小体の役割」というテーマで発表しました。
 私は3年生の基礎医学セミナーの時から、木村宏教授のウイルス学研究室でEBVというウイルスについての研究を続けています。基礎医学セミナーの発表や昨年参加させていただいたヘルペスウイルス研究会ではEBVの潜伏感染についての発表を行いましたが、今回は少しテーマが変わって、溶解感染に着目したテーマとなりました。
 今回で学会は2回目、基礎医学セミナーの発表を含めれば発表自体は3回目ですが、前回の発表から1年半ほど経っていることと、初めてのポスター発表であったことから、とても緊張しました。1時間の討論時間があり、途切れることなく先生方が話を聞きに来てくださって、非常に有意義な議論をさせていただきました。以前の学会と異なる点として、今回の学会は様々なウイルスを専門に研究されている方がいらっしゃるので、ヘルペスウイルスを専門に研究している方に対して話す時と、他のウイルスを専門としている方に対して話す時で、話す内容を調節するのが慣れず、難しいと感じました。今回の学会は以前参加させていただいたヘルペスウイルス研究会よりも格段に規模が大きく、参加している人数も桁違いでした。ヘルペスウイルス研究会はほとんど半日のみの参加でしたが、今回は3日間開催で全日程参加させていただき、ヘルペスウイルス以外のウイルスについての口頭発表や特別講演を聴き、非常に勉強になりました。また、学生の方も発表されており、自分のモチベーションに対しても良い刺激となったと思います。

 最後になりますが、今回の学会発表に際して、中京長寿医療研究推進財団様にご支援いただきましたことを深く感謝申し上げます。また、お忙しい中丁寧なご指導をしてくださったウイルス学研究室の木村先生、杉本先生をはじめとする皆様、またご支援してくださった学生研究会の皆様に深く感謝申し上げます。

会場のアクトシティ
立て看板で記念撮影
空き時間には楽器博物館やさわやかにも行きました