この度、2026年4月16日~18日に北海道札幌市のグランドメルキュール札幌大通公園および札幌市教育文化会館にて開催された第115回日本病理学会総会に参加しました。本学会では、「心臓線維芽細胞における酸化ストレスと交感神経の恒常性破綻による心機能低下との関連」という演題名でポスター発表を行いました。
私は、心臓における交感神経過活動が心機能を低下させるメカニズムの解明を目的とした研究を行っています。今回は、心臓線維芽細胞において酸化ストレスを誘導した遺伝子改変マウスの組織学的・生理学的解析結果を報告しました。私の発表に対して他大学の先生方からいただいた質問は大変興味深く、検討が不十分だったところや、今後行うべき実験についてもご指摘をいただき、貴重な機会となりました。また、私が参加した学生ポスターセッションでは、自分のように基礎研究的な内容から症例報告といった臨床的な内容に至るまで多種多様な発表があり、様々な形で学生が研究に関わっていることを実感しました。
また、本学会中は病理医のキャリアやAIとの付き合い方に関する講演を多く拝聴しました。その中で、「病理医がAIに淘汰されることはないけれども、AIを使えない病理医は淘汰される」というお話をされている先生がいらっしゃって、どの分野においてもAIと共存していく必要があると感じました。
最後になりますが、お忙しい中ご指導・ご支援をいただきました腫瘍病理学の皆様、並びに学会参加にあたりご支援をいただきました学生研究会の皆様に心より感謝申し上げます。