お知らせ

3年永田智大さんの学会発表報告

第85回日本癌学会学術総会に参加して

名古屋大学医学部医学科3年
腫瘍病理学
永田 智大

2026年9月24日から26日の三日間、国立京都国際会館で開催された第85回日本癌学会学術総会に参加し、最終日にポスター発表を行いました。

私は、細胞外pHが線維芽細胞の遺伝子発現に及ぼす影響とその転写制御機構について研究しております。今学会でもこれらの分野を中心に講演を拝聴し、ポスターを拝見しました。その中で、実験の進め方や研究のストーリーの組み立て方など、多くのことを学ぶことができました。一方で、自身の基礎知識の不足を痛感し、論文を深く読み込むことや物事を批判的に捉えることといった、研究者としての基本的な姿勢を確立することが今後の課題であると感じました。

「細胞外pHがレチノイドによる線維芽細胞のMeflin発現制御に及ぼす影響とその転写制御機構の解明」という演題で行ったポスター発表では、発表時間の前から多くの方にご質問をいただき、ご説明する機会に恵まれました。発表後の質疑応答も含め、自らの研究を言語化する貴重な機会となり、研究内容やこれまで用いてきた解析手法への理解を深めることができました。

学会全体を通して、研究者の方々の自由闊達で知的探究心にあふれた姿勢に触れることができました。今回が初めての学会参加であり、至らない点も多くありましたが、周囲の方々に支えていただきながら発表を終えることができました。この経験を糧に、今後半年間の基礎医学セミナー配属、ひいては今後のキャリアに生かしていきたいと考えております。

最後に、今回の学会発表に際しご支援を賜りました中京長寿医療研究推進財団に、深く御礼申し上げます。また、学会発表という貴重な機会を与えてくださり、お忙しい中ご指導いただきました腫瘍病理学の先生方、ならびに学会参加にあたりご支援いただきました学生研究会の皆様に、心より感謝申し上げます。