私は、3年次の基礎医学セミナーより継続して研究活動を行っております。今回の日本薬理学会では、その進捗報告を行いました。
(1) 学生セッション
日本薬理学会では、学部生、大学院生、若手研究者により運営される学生セッションが設けられております。ここでは、発表者はもちろんの事、座長も学生から選出され、会場での討論も基本的に学生同士で行われました。
私は、この学生セッションで口頭発表を行いました。少々緊張しましたが、同年代の学生の素晴らしい発表を聞き、大変刺激を受けました。今後も、同年代の学生や研究者の方々と交流を深め、研究活動を行っていきたいと思います。
(2) シンポジウム、口頭発表
薬理学会では、特定の分野だけではなく、様々な分野についての講演が行われます。我々が行っている基礎研究から、臨床薬理の研究まで、神経、がん、循環器疾患、デバイス関連など、数えたらきりがないほどです。このようにより取り見取りの中、自分が聞きたい講演を選ぶことができ、とてもわくわくしました。今回は、基礎医学分野では、カルシウムチャネルシグナルとドーパミンシグナルについての講演を、臨床的分野では、アルツハイマー病や多発性硬化症、統合失調症など神経・精神疾患についての講演を聞きました。その他、今話題のiPS細胞や、吉野家の牛丼と薬理学について、など一風変わった講演もあり、充実した聴取となりました。
最後になりますが、貝淵教授、船橋先生をはじめ日頃からご指導いただいております名古屋大学大学院神経情報薬理学の皆様、今回の学会参加、及び日頃の研究活動を支援してくださっている学生研究会の皆様にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。