東京国際フォーラムで開催された第63回日本神経学会大会に参加させていただきました。同学会は、日本全国から神経内科医、研修医、メディカルスタッフ、学生が集う学会で、脳卒中から神経変性疾患や筋疾患にいたるまで幅広い疾患の臨床研究や基礎研究について、海外研究者の基調講演、国内研究者・医師による発表、レクチャー、議論などが行われました。今回は、ここ数年続けられているコロナ対策もあり一部オンライン視聴が可能なハイブリッド開催でしたが、ポスター発表を現地で行うことを必須とするなど、コロナ以前の形式に近づきつつあることも実感できる学会でした。
私のポスター発表では、審査員となられている著名な先生方や、自身と同じように研究を行っている先生方に発表を聴いていただき議論する時間がとられており、参加したことで多くの刺激を受けることができました。また、審査の結果、私の演題が最優秀賞に選出されましたことを報告させていただきます。これを励みに研究を続けていきたいと思います。
学会に参加して特に印象的だったのは、英語でのコミュニケーションがスムーズに行われていることでした。当初、日本人同士で英語を使った議論を行うのはなかなか難しいのではないかと思っていましたが、同じポスターセッションで英語を使って発表をしている日本人の方や、留学生の方が非常にわかりやすく英語での口頭発表を行っているのを見ると、学会の英語化についていく必要性を改めて感じ、次回は英語での発表も試みたいと思いました。
今回、中京長寿医療研究推進財団様に旅費や宿泊費のご支援を賜り、有意義な学会参加となっており、ここに深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。