お知らせ

4年古道万喜さんの学会発表報告

第45回 日本神経科学大会(NEURO2022)に参加して

名古屋大学医学科4年
細胞生理学所属
古道 万喜

1.NEURO2022の概要
6/30~7/3に沖縄コンベンションセンターで開催された神経学会に発表者として参加した。新型コロナウイルス感染拡大のため一時は開催も危ぶまれたが、無事現地開催される運びとなった。私は大学3年次後期の基礎医学セミナーで主に研究していたトリ聴覚神経回路発達に関わる分子スクリーニングについてポスター発表を行った。

2.学会について
これまで現地参加できる学会が少なかったこともあり、発表者として学会に足を運ぶのは初めての経験だった。私の発表は初日だったため、自分の発表を終わらせてから他の演者の発表を楽しむことができた。発表のコアタイムにはちゃんと人が集まるのか不安な思いもあったが、蓋を開けてみれば絶えず興味を持った方が説明を求めてくださり、ディスカッションをしているうちにあっという間に発表時間が終わってしまった。
口頭発表は英語で行われているものが多く理解が追いつかない部分もあったが、最先端の研究はどれも新鮮で興味深く、もっと知識の幅を広げていきたいと強く感じた。

3.沖縄で体験したこと
発表を終えた⽇には、ポスター発表に来ていた名古屋⼤学の他研究室の学⽣や先⽣と⼣⾷の席で交流した。普段通っている研究室とは全く違う空気感で、院⽣の⽅からも⾯⽩い話を伺うことができた。
また、学会期間中は⾼校時代の同級⽣の⾃宅に泊めてもらっていたのだが、思い出話だけでなく将来の⽬標についても語り合うことができ、お互いに⼤きな刺激になったように思う。
学会の合間を縫って、沖縄の名所をいくつか巡ることもできた。⾸⾥城正殿は⽕災のため修復中であり⾒ることは叶わなかったが、周辺の⽟陵など国宝に指定されている史跡を⾒学することができた。さらに、特に印象的だったのは、最終⽇に⾏われた琉球海炎祭である。数年ぶりに⾒る打ち上げ花⽕は、沖縄の海に浮かぶ景⾊と合わせてとても素晴らしい夏の思い出になった。

4.謝辞
今回の学会参加を通して、改めて自分の興味・関心の方向性を認識することができ、研究に対するモチベーションがさらに高まりました。中京長寿医療研究推進財団様のご支援により、このような発表の機会をいただけましたことをここに深く感謝いたします。